*前世 御垂示録3号昭和26年10月5日⑧

《お伺い》腋臭(わきが)につきまして、未信者が腋臭を手術して、臭いは取れましたが、その後痔が悪くなり、今苦しんでおりますが、腋臭の原因は何で御座いましょうか。

《御垂示》獣の血なんです。前の世に獣だったのが、人間に生まれ変わって来たのです。腋臭と言うのは、獣の臭いと同じで、動物園に行ったみたいです。血でなく、血の精が出るんです。ここ(腋)を止めるから、出所がなくなって下にいったんですね。

《お伺い》浄霊の箇所は局部だけで宜しいでしょうか。

《御垂示》局部で良いです。そこに血の精が寄っているんだからね。知らないからですね。

 こういう点もある。腋臭は西洋人が多いですが、獣の生まれ変わったのではない。肉食するから、その血が混じる。それで臭うんです。私なんかは、前の世は――人間ですが――女だった。だから、毛むくじゃらじゃないです。女の手の様でしょう。以前に女中なんかと較べて、私の方が奇麗だった。だから、体が毛むくじゃらでないですね。奇麗です。それで、前の世に女だった事が分かるのです。

《お伺い》明主様が前世とおっしゃるのは、直ぐの前世で御座いましょうか。それ共前々世で御座いますか。

《御垂示》直ぐ前です。

《お伺い》では、義経とその間に。

《御垂示》幾度も生まれ変わっているからね。

《お伺い》御神書を拝読させて頂きますと、霊界に長くいた程良いとあります。明主様は再三生まれ変わっていらっしゃいますので。

《御垂示》いやいや、しかし前世の罪があったから、随分苦しみましたよ。普通の人より罪があったから余計苦しみます。神様は公平ですからね。むしろ、上の御魂程浄化が強いですよ。お咎めがひどいですからね。ただ、幾度も生まれ変わって来ると言うのが一番良いですね。先祖が古い程ね。私なんかは本当の大和民族ですからね。大和民族の宗家みたいなものだからね。約三千年位下積みになっていた。

《お伺い》女ばかりに生まれて来ると言うのは罪が多いので御座いましょうか。

《御垂示》そんな者はないでしょう。

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