*浄化時の果物、チフス、シロアリ 御垂示録2号 昭和二十六年九月八日⑫

浄化の時の食べ物

《お伺い》赤痢の場合、水菓子をやってはいけないのですか。

《御垂示》下痢の時にはね。果物は全部そうです。

《お伺い》リンゴの皮をむいてやっても。

《御垂示》やってはいけない。拵(こしら)え方ではない。食物そのものです。

《お伺い》明主様、申し上げます。関西なので、水菓子と言う意味が分からなかったのだと思います。

《御垂示》ああ――関東では果物を水菓子と言うんです。

《お伺い》果物の汁もですね。

《御垂示》毒と言う事はないが、下痢の回数が増えるのです。回数が少なくて治った方が良いでしょう。水菓子と言うのは、健康体が食べるんです。リンゴをすって食べるのが本当じゃない。噛んで食べた方が美味しいですからね。

《お伺い》果物は病人にやらない方が宜敷いでしょうか。

《御垂示》そうではない。下痢に関係しなければよい。

《お伺い》便秘した病人には。

《御垂示》結構です。それからチフスはいけないですね。熱を高くするからね。

《お伺い》チフスや赤痢の場合にお腹を見ますが、赤痢は分かりますが、チフスは分かりません。

《御垂示》チフスや赤痢にしろ、お腹に必ず熱がある。チフスの方は頭が痛い。赤痢はそんな事はない。チフスと言うのは、熱の高い割に脈が低い。チフスときめるには、熱と脈の関係、頭が痛い事、それから四時になると熱が高くなる。そうしたら流動物にして、浄霊すると二、三日したら治ります。

《お伺い》流動物は重湯でよろしいのですか。

《御垂示》そうです。熱が下がったら、お粥をやる。

《お伺い》Nと言う医者ですが、チフスは脾臓が腫れていると言ってました。

《御垂示》脾臓が腫れるのは糖尿病ですがね。チフスは場所が違う。チフスは小腸ですからね。そう言う患者が二、三あったから、そう思うんでしょう。

《お伺い》チフスを致しましたが、検便しない先に治りました。

《御垂示》治りますよ。大体、チフスは小腸に穴があくんです。それに固い物がつっかえると熱が出るんです。浄霊すれば流動物でなくても治ります。ただ、流動物の方が早く治ります。

シロアリ

《お伺い》山形の信者のお寺で、白蟻が随分出たそうですが、どう言う訳でしょうか。霊的の曇りのものでしょうか。

《御垂示》無論そうです。そこの家の柱とか、そう言うものが曇っているからで、曇っていると言うのは、買った金が宜しくない金なんです。きれいな金じゃないんです。すると、曇るから、虫がわくんです。

《お伺い》お寺の奥さんが一生懸命に、このお道でやらせて頂いておりますが、仏滅とか――と言う事とは――。

《御垂示》関係がない訳じゃない。やっぱり浄化作用ですからね。

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