御教え *信仰を宣伝する為に利用する意志はない/地霊(御教え集9号昭和27年4月26日)

私は信仰を宣伝する為に利用する意志はない

 自然栽培に就いて、今度佐渡の方から報告が来たんです。座談会です。これは、私の言った通りにやって、又、その通りの結果を得られているんですから、これを大いに参考にした方が良いと思うんです。その中で一番肝腎な事は、私の説には浄霊しなくても増収する。増産になるという事を書いてある。あれを忘れている――というよりか、余り軽く見ている人が多いんですよ。その為に何んでもかんでも、浄霊しなくてはいけない様に思ってやっているんですが、そうではないんですよ。それは私の考えと幾らか食い違っているんですね。浄霊しなくても増産になる。浄霊をしなくては増産にならないとしたら、それを見た隣の百姓や何かは、信仰に入らなければ増産にならないという事になって、自然栽培やなんかを実行しない様になるんですよ。やっぱり、一つの宗教宣伝だ。巧妙な宗教宣伝だと解釈されるんですね。それでは面白くない。そうすると、食糧増産するのが遅れる訳ですね。信仰に入らなくても、肥料さえ無くすれば良いというのだと、ドンドン実行しますから、普及するのが早い訳ですね。私は信仰を宣伝する為に利用する意志はないんですからね。日本が早く食糧増産になる様にという点を祈念としているんですから、その点を考え違いしない様にして貰わなければならない。病気を治す方は、信仰に依って大いに効果がある。健康になる。これは結構ですが、自然栽培の方は、全然そういう事を一緒にしないで、信仰でなく栽培法だけの改良で充分増産になるんですから、それで良い訳なので、早く日本中――そういう自然栽培の人を多くして、増産になる様にするという事が肝腎なんです。それから、先にこういう人があった。これは新聞にも出てますが、堆肥が良いと思って水田に迄堆肥をうんと入れて、失敗ではないけれども、前年より減った――減収したという例がありましたがね。ああいう具合にどうも堆肥に囚われ過ぎるんですね。囚われるという事は、土の威力を無視することになるのです。ですから今度は何にも――堆肥も要らないんです。それから浄霊の必要もないんですよ。ただ、浄霊するという訳は、肥毒を減らす効果があるんです。それですから、肥料のある間は浄霊は結構ですが、五、六年も経てば肥毒は無くなりますから、そうすれば浄霊しなくても良いんです。そういう風に考えていれば間違ないです。今読ませます。

地球の中心の火から始終霊気が立っている。それが地霊!

(御論文「自然農法の勝利」)この中で、一寸おかしな所がある。畑ですね。畑作の方は未だそうしないという意味の事がありましたが、これは何か間違っているんじゃないかと思うんですよ。畑の方が、自然栽培は水田よりも余計効果があるんですよ。というのは、水田の方は大雨が降ったりすると、荒れますから肥毒が流れるんです。ところが畑の方は肥毒が流れないから害をするんです。そこで畑の方が水田よりも一層効果がある。これはやった人は知っているでしようが、イモとか豆とかは一、二年で倍になるんですね。もう一つは、米の本質――種類ですね。これは、未だ知らないだろうが、神様は最初米を作られたのは一つなんですよ。それが段々年代が経つに従って色々分かれて来た。それはどういう訳かというと、土地の――土がみな違うんです。それと気候ですね。それから水の多い少ないとかですね。土の変化という事も、精しく言うと色々あるんですが、一番気のつかない事は地霊ですね。地球の中心の火ですね。火から始終霊気が立っているので、それが地層を通って地殻を通して発散している。その時に地殻の変化が色々ある。厚い所と薄い所がある。それから又亀裂がある。その為に亀裂の所からは地霊が強く発散する訳ですね。そうすると、土に変化を起す。鉱物というのは亀裂の所から霊気が強く発散しますから、硬化作用が強いので、鉱物が発生する。これは全然学問にもないので、思いもつかないんですが、本当はそうです。そこで地層の厚い薄いが非常に関係がある。地球上でも、日本は地層が割合薄い。というのは、日本は新しく出来たですからね。これは『信仰雑話』にも書いてあります。地層が薄いから地霊が強く出るので、日本の土というのは非常に肥えている。世界中で一番肥えている。そこで、日本で自然栽培をやれば良く穫れる。それを知らない為に色んな事で地力を殺しちゃうから、収穫が無くなる。それで今日の様に輸入しなければならない。一カ年に一千万石も――人間の食うだけ足りないというのは、そういう訳です。それからもう一つは、その土地に生える木の多い少いは大変関係がある。日本は木が多いですからね。雨が降って、木の汁が流れていって土に変化を起させる。それから山が沢山ある。山の蔭になったり、色々して土に変化を及ぼす。そんな様な色んな関係があって、そこで稲の品種が違って来るんです。品種が違ってきて、それで良いんですがね。それを、北海道に出来たものを本土に持って行って植えるとか、九州に出来たものを関東に持って行って植えるというのが間違っている。種というのは、その土地に適当した様に出来ている。北海道のジャガイモなんかが良いといって、こっちに持って来て植えるのは間違っている。あっちは広いので肥料が行渡らないから良いので、こっちでも肥料をやらなければ成績は良くなる。そんな事を知らないから可哀相なものです。品種なんてどっちでも良い、一年でも無肥料で育った種なら良いんです。その位にして置きましょう。

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