『栄光』130号、昭和26(1951)年11月14日発行
『世界救世教奇蹟集』昭和28(1953)年9月10日発行
山形県 S.M(12歳)
私達は今から十年程前から、この有難い救世教に入信させて頂いております。その当時は御治療と言っていたそうです。母は熱心な信者で、私達三人の兄弟のいかなる大きな御浄化の時も神様におすがりして御浄霊で救われて来たので、いつも感謝致しております。私も十歳の時、御先祖様や母(父は無し)の努力によって御教修を受けさせて戴きました。その為か疎開してあちらこちらの学校へ行きましたが皆様に可愛がられました。勉強も面白くさせて頂いております。御浄化の度々に困ります事は、先生や役員に一々届出をすること、注射をする時も度々理由を話すのが面倒な為、悪いと知りながらツベルクリン反応が出ないと言われ、猛毒なB・C・Gを二本もさしてしまいました。何と恐ろしいではありませんか、一週間もすると手先が腫れくずれ、足は膝より下が熱を持ち、深い深い火傷のただれた様になり、顔にもむくみが出て、身体が非常に切なく、学校に行くのも困難になりました。母は非常に悲しみながら毎日神様にお詫びをして白湯にて洗い、御浄霊をして下さいました。ちょうどその当時N先生がおいでになり、御浄霊をして下さいました。先生も「今度は長びくだろう」といろいろ申されました。今更何とも神様にも先生にも申訳なく、母は勇気を出して受持の先生にどうどうと私の容態を話しましたところ、先生は「そんな筈はない」と言いながら一緒にお医者さんのところへ行ってくれましたが、その頃は先生に御浄霊を頂いていましたのでその当時を話しますと、お医者様は暫く考えておられましたが、注射の為にそんな事になるという事が納得出来ず、専門の外科医に又先生と行きましたが、やはり注射のためと又も判断がつかず、外科の医者は「私の方から見れば慢性○○皮膚病だ」との事ですが、「それにしては余りに治りが早過ぎる」という事で、先ず確定した事は分からずに帰って来ました。その後先生と医者との相談で、私の身体には注射は合わないからしなくてもよい事になりました。その時思わず胸のお守様をしっかりおさえて「神様有難うございます。御蔭様でございました」と御礼申し上げました。この事は五月中の事ですが、傷が深いのでこの夏はスカート等もはかずに過さねばならないと思っていましたのに、先生の御浄霊を頂いてからどんどん良くなって、今ではあと形もなくきれいになって居ります。何と有難い事でしょう。神様は私達の間違いもおとがめなく前よりも美しくして下さいました。
愚かな私達親子は心から感謝し、一人でもこの尊いお救いと薬の恐ろしさを世の人々にお伝えしたいと努力しております。今更ながら医学の間違いを体験をもって多くの人々にお知らせ致します。神様有難うございました。なお今後も御守護の程をお願い致します。
(昭和二十六年十月十六日)