山彦学校は共産思想培養の学校? (栄光134号 昭和26年12月12日)

 曩頃来さきごろらい、多少世間に名の知られた、彼の山形県山元村の山彦中小学校であるが、近来本教信者が同村に出来、漸次旺んになりつつあるからでもあろうが、近頃巧く生徒を利用して、本教の信用を傷つけようとし、熱心に色々な手段を用いているという報告があったので、実に不可解に思っていた処、今度江川氏がそれらについて、ここに掲載する如く詳細批判の原稿を寄せられたので、よく読んでみると同校の妨害の意図がよく分ったような気がした。それは同校職員が赤の思想にかぶれているように思われるからである。

 衆知の如く、共産主義の理論は、宗教は阿片アヘンなりという無神論であるのは有名な話であるが、本教は僅かの間に村中の評判になったので、斯んな力強い宗教が現われたという事は、彼等にとっては一大脅威であると思い、何とかしてやっつけてしまわなければならないという意志から、本教を悪く思わせようとして生徒を使い、教育家にあるまじき虚偽の文を作らせ、利用したものであろう、処がそれでも足りないのか、今度は映画のシナリオに迄造り上げ、発表しようとするのだから、実に御念の入った赤の御用と思われる。勿論霊的にみれば、本教を傷つけんとする邪神が、山彦学校の校長や先生に憑依したまでであるが、兎に角邪神の方でも最も脅威の的である本教に対し、絶えずの手この手の戦術を用いている其執拗さで、実に油断がならないのである。今度の事も其一つの表われと思えば間違いないであろう。

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