御教え集1号 昭和二十六年八月五日(昭和二十六年九月二十日)

八月五日 (本日に限り速記によらず)

(お伺い) 私の妻S.K(六十一歳)は娘の時分より常に腹痛に悩んで居り、特に月経も少なく下腹部の疼痛がございました。三十七歳の時胃腸病にて八十日程絶食し、生命危篤に迄及んだ事も御座いました。四十六歳頃より慢性腹膜炎となり入信前まで煎じ薬を常用して参りました。

二十四年一月私が入信致し以来御浄霊を続けて参りました。

二十五年八月四日、五日と排尿不能、意識不明となり全身はむくみ、腹部は臨月大となりましたが、御守護を頂き、六日には沢山排尿あり、八日には起きられる様になりました。本年二月本人が入信させて頂き、五月十五日熱海に御参詣後浄化が強くなり、全身むくみ排尿も少量となりました。六月始めより教会の先生に御願い致しましてから排尿も楽になり、全身のむくみも減退致しましたが、腹部は尚臨月大の状態でございます。この状態にもかかわらずどんな食物でも非常に美味しいと言い、特に魚肉を欲します。食べ過ぎると排尿も減じ悪化致しますので毎食軽く一膳位頂いて居ります。

脈拍は常時三十ないし四十位でございますが、昼間は床の上に坐って居られます。又四十歳前から両眼の視力が減じ現在殆んど失明して居ります。一家は私及び嫁も入信させて頂き御神体、御屏風観音様も御奉斎させて頂いて居ります。霊的関係と致しましてはS家は四代続いて嫡子がなく、私も妻も両養子でございます。

妻の実父は腹膜炎にて死亡、実母は汽車に飛び込み自殺して居り、養父は電車にて轢死(れきし)して居ります。

昭和十四年九月十九日、座敷内にて知人が痴情関係で殺害されました(現在無縁仏として御祀りしてございます)

尚二十四年十一月十一日には放火に会い、御守護により天井を焼いたのみにて鎮火致しました。

息子(養子)は現在外地(シベリヤ)より帰還致して居りません。

右の御浄化は如何なる原因で御座いましょうか。御浄霊の急所につき御教え賜りたく御願申し上ます。

〔御 垂 示〕 急所もへったくれもない。薬毒です。随分入っているな。漢方薬ですね。この為です。外に何もありはしない。漢方薬で生命を落した人は随分ある。強いて急所と言えば腎臓ですね。

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