*急所を発見する/根本が分かれば色んな事の間違いガ良く分かる(御垂示録4号 昭和26年11月5日②)

《御垂示》だから、土ではなくて根本が分かれば色んな事の間違いが、実に良く分かります。

 無肥料の米を食っていると、肥毒が人間に入らないから、曇りが少ないから毒血が少なくなるから、病気も起らなくなる。けれども薬を飲んでは何んにもならないがね。そうすると、人間が非常に平和的になる。そうすると、戦争を好まなくなるから、戦争がなくなる。さっきも論文で言ったが、悪と言うのは必要だったからです。物質文明を発達させるのに必要だったが、もう戦争は必要なくなった。ちょうど、恐竜やマンモスが地球を踏み固めたが、軟らかかったから踏み固めていたが、固まったから要らなくなって、ああ言うのはなくなった。必要があれば有るので、必要がなければなくなる。悪も戦争も、今迄は必要があったからだが、もう必要がなくなった。むしろ、ない方が良い。その手段としては、神が有ると言う事を見せなければならない。見せなければならないと言っても、理屈ではいけないから、メシヤ教でやるとどんなに頑固に言っても病気が治るので、頭を下げて来ると言う事になる。その点がはっきり解れば何でもないですね。私がその役割なんだから、病気も農作物でも、実際の証拠を見せてやっているんです。理屈は同じなんだからね。

《お伺い》養蚕も非常に骨を折って飼っておりますが、桑に肥料をやらなければ楽だそうです。それに糸質も良くなります。

《御垂示》糸質も、そうですね。だからこれが分かったら大変なものですよ。日本はひっくり返りますよ。とにかく、日本人は全部頭を下げるよりしょうがないですね。

  『文明の創造』も、大体三分の二か、四分の三位できましたからね。今度は天国篇ですね。五六七みろくの世の色々な――全ての機構ですね。何しろ新聞、雑誌からお守り書いたり、御神体を書いたり、それから地上天国の指図をしたり、それから美術品を研究し、多少集めたり、色々する。だからして仕事が多過ぎるんですよ。よく八人芸と言うが、私は十人芸位しているんですからね。ただ、私は仕事が早いですからね。ですから、この間、京都の博物館で屏風を見ましたがね。六脚の屏風をね。それで五、六本見るのに五分位ですね。

 それから、やっぱり仕事をするにも、人間は急所があるからね。だから急所を発見するのが早くなる。このテーブルを切るのに、何れが急所かを見ると、之だけやれば良いんだからね。急所をやるのに、早く見付ける様になれば良いんだからね。だから、み魂を磨くと言う事はそうですからね。それが非常な能率増進になる。病人でもこの病人の急所は何処にあるかと言う、急所の発見だね。そこだけをやれば良い。だが、よく急所をはずれている事が多いので、幾日もかかったりする。

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