先生は患者

第九篇  「光への道」

龍神の憑依 (自観叢書九 昭和二十四年十二月三十日)※私の先生は患者

よく人が先生の病気治療は誰方から学んだのであるかと訊かれる毎に、私は、斯う答える。私の先生は患者である。患者に聞き、患者から教はるそれで段々病気の原因など識るようになったのだから、私の師は患者であるといふのが本当である