*死霊/霊の邪魔/脳膜神経膠腫(御教え集6号昭和27年1月16日①)

一月十六日

今日は六ずくめです。十六日で、質問事項が六名六項。参拝者が三百六十六名。六でもないじゃなくて、六(碌)でもあるんだから良いがね。

死霊(しりょう)

《お伺い》 Y.Y(昭和二十五年八月入信、47才)は二十四年暮より心臓の動悸激しく、不眠の為医師の治療を受けましたがはっきりせず、二十五年七月御浄霊を頂く様になりましたが、余り変化なく一時御浄霊を中止致し、田舎にて静養し、動悸が収まりましたので家に帰り、御浄霊を頂く様になり、不眠はほとんど良くなり、心臓の動悸もなくなりましたが、本年に入り、また以前の状態の様になり、一月三、四日には心臓を圧迫する様な痙攣の発作があり、頭の状態は皮膚と肉とが離れて引吊った様な感じで、後頭部、延髄は入信当時は冷たかったのが、暖くなりました。足は常に浮いた様な感じが致し、皮膚は弾力性がなく、常に恐怖を感じ、喜怒哀楽の感鈍く、食欲も余りありません。以前に睡眠剤を服用致しております。御浄霊の箇所を御教えの程御願い申し上げます。なお、御神体は御奉斎致しておりません。

《御垂示》これは死霊しりょうですね。死霊が浮ばれない訳ですね。それで、この人にくっつくんだから、これは光明如来様を一日も早くお祀りしなければ駄目ですね。大体それだけですよ。死霊を救ってやらなければならない。ですから、光明如来様をお祀りする事と、御神書をできるだけ読む事と――それだけで治りますよ。

全然霊的に合っていない結婚

《お伺い》 40才になる婦人。お産後の子宮出血がもとで、今日に至るも治らず、御浄霊を頂き、二カ月位の間一時止りましたが、今度は寒気がして咳が激しく、痰も出、衰弱致しますので、教会にて二ヵ月程御浄霊を頂き、大変楽にさせて頂きましたが、その後はっきりせず衰弱も加わっております。主人及び親戚一同は御浄霊を嫌い、医薬療法を奨める為、家庭の不満は去らず、主人は光明如来様を破る等致し、御浄霊を頂く為に、逃げ隠れして伺う状態で御座います。結婚当時から、心にもない義理的の結婚を養父から奨められた為、結婚後毎日の様に不満を抱き、病気も婦人科の手術、灸療法を行ったり致し、今度は黄疸または肺浸潤の為に気胸療法六回、マイシン十五本致しましたが、一向に良くならず、二十四年一月に入信、御浄霊を時々頂きました処、体は肥って参りましたが、病状はっきり致しません。主人は、御浄霊をめて医者に行く様に厳しく申しますが、如何致しましたらよろしう御座いましょうか。

《御垂示》これはどうも感心しませんね。これは、こうしろと言う事は言えませんがね。もし私が、この人の親だったら離婚しますよ。離婚しろとは言えません――それでは、はなはだ誤解を受けますから、私としては、そう言う風に考えますね。これは、全然霊的に合っていないんですよ。ですから、夫婦である間は仕合せになれませんね。

 それから、こう言う反対のある場合は治らないんですよ。何時も言う通り、その霊が邪魔してね。霊の邪魔と言うのは実に恐ろしいもので、その一家にいると、絶えずその霊が働きますから、その邪魔によって浄霊の力があんまり強くないんですよ。弱りますからね。ですから、これは浄霊している教師は、本当はめた方が良いです。そうして時期を待つんですね。処が本人が中々止められないから――それに、縋って来るでしょう。そうしたら、本人に穏かに――結局離れる様にした方が本当は良いですね。それでないと、こう言うのは、霊的に食違っているんだから、仕合せになれないし、信仰にも入れないんですね。従って、幸福にはなれないと言う訳になる。

 これは、つまり結婚が間違っているんですね。こうなると、恋愛結婚は良いと言う事になりますが、恋愛結婚でも見合結婚でも、結局同じ事ですが、これはその人が霊に曇りが沢山ありますから、旨くいけないんだから、それ丈の苦しみをして、霊がそれだけ浄まるんですから、浄化ですよ。病気でない浄化ですね。それは、それ丈の苦悩なんですから、一番良い事は、信仰をして神様にお願いして、御主人を刺激しない様にして時期を待つんですね。そうすると、その人に御守護が段々加わると、自然に離れられるか、さもなければ御主人に信仰心が起こって、円満になるか、どっちかですからね。その辛抱ができなければ、離れるより仕方がないですね。それは、その人の気持ちちですね。その道理だけを説いて、あとは本人の自由意志と――それよりしょうがないですね。

脳膜神経膠腫

《お伺い》 私の弟(内臓外科医)の長女H.S(3才)何時とはなく、片方の眼のみにて物を見る様になり医診の結果「脳膜神経膠腫こうしゅ」と言う奇病で、原因不明で予防法、治療法は共になく、早くて半年、遅くも五カ年内に脳髄と肝臓を犯され、必ず一命を取られる恐ろしい病気で、このまま放って置けば、眼球突出し、臭気はなはだしく、看護に耐えられぬとの事に、右眼は摘出手術、軽症の左眼はラジウムを挿入致しました。手術後は順調でありましたので退院し、自宅より毎日通院しレントゲン療法を施しております。至極元気で左程苦痛も訴えず、両眼帯の為手探りで遊んでをります。医者には絶対に治らないと見離されましたが、本人の親は、光明如来様をお祀りすればお救い願えますでしょうかとの事で御座います。なお、御浄霊の方法を御教えの程御願い申し上げます。

《御垂示》惜しいな。これは治るんですがね。別に大した病気じゃないですよ――我々から言えばね。これは、眼の裏に膿が一杯留るんです。目が飛出ると言うのは、押すんです。早くて半年――そんな事はありません。これは間違っている。目が悪くなって肝臓をどうすると言う事はありませんよ。目は直接肝臓にどうと言う関係はありません。もしそんな事言うと、目の手術した人は皆肝臓が悪くなるはずだ。

 放って置けば臭気はなはだしく――これは上等ですね。膿が出るんですからね。右眼は手術したと言うのだからしょうがないが、左眼にラジウムを挿入したと言うのは、困りますね。

 ラジウムは組織を破壊するんですからね。組織を殺すんですからね。こんな事してなければ訳なく治るんですが、ただ問題はラジウムですね。それからレントゲンは膿を固めるんですからね。この為に非常に長くはかかるでしょうが、治るには治ります。ただレントゲンが弱いとか、ラジウムが弱いとかすれば、それだけ早く治るでしょうがね。実に困るんですよ。お医者の手をかけただけは遅いんですからね。けれどもラジウム、レントゲンをかけながら浄霊しては何にもならないから、それだけはめる。それで、一週間か二週間位試してみて、それで膿が出て来ればしめたものです。膿が出て来れば溶けて来たんだから、請合って治ります。

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