*胃癌 御垂示録3号昭和26年10月5日①

十月五日
《お伺い》
 胃癌と言われ、鳩尾(みぞおち)から八寸位切っていて、今流動物だそうです。メシヤ教に頼りたいと言うので御座いますが、如何なもので御座いましょうか。

《御垂示》
 切ったら生命は平均二年半でしょう。だから長く延びたとしても三、四年でしょう。ああ言うのは、浄霊してもそう効果はないからね。切っちゃったのはしょうがないですね。医者の罪悪ですね。

《お伺い》浄霊しましても、延びると言う事は御座いませんでしょうか。

《御垂示》良くみて五年でしょうね。それで上等の方でしょうね。それだけ切ったら三年も難しいですね。一、二年じゃないですか。そう言うのは医者の方ですね。こっちでは手が出ない。そう言うのは、霊界の事でも良く知って、死ぬ覚悟をするよりない。それが一番の救いでしょうね。

《お伺い》医者は二カ月位だろうと言って切ったそうです。

《御垂示》そう言う医者が間違っている。要するに善意の罪悪です。

 アメリカの何とか言う人が、私の論文を見て、非常に良いと言う。一つだけ、狐が憑いたのを追い出すと言うが、あれは迷信だろうと言う。私はよっほど言ってやろうと思った。私の本に、狐を追い出すと言う事を書いて叩いてあるからですね。しかし狐があると言う事は、追い出すと言う事と違うじゃないかね。叩いて追い出すと言うのは、野蛮だと言うんです。しかし癌なら癌を、切ると言うのは、もっと野蛮じゃないですか。叩いて出す方が未だ良い。切って取ると言うのが、どれ程野蛮だか、それに気がつかない。それがおかしいですね。うっちゃらかして置けば三年や五年は生きられますが、手術すれば早くなります。それを医学はあべこべに解釈した。だから、一人の医者は手術してはいけないと言うのを、もう一人の医者は、おどかして手術したんですね。悪魔ですね。

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