ある婦人の話(自観叢書九 昭和二十四年十二月三十日)
この婦人は当時二十五、六歳くらいの人妻であったが実に不思議な病気で、サンザ医療を尽したが治らない。その原因はといえば、結婚後三年間に二人の子供を産み、その後間もなく自分はジフテリヤに罹り注射を受けたところ、薬が強過ぎたためか一週間くらい人事不省に陥った。それから一年に数回入院し、入院と入院の期間は主治医の診療を受けていたが徐々として悪化し、最早どうにもならなくなったので私の所へ来た
2020.07.20
2020.10.29
第九篇 「光への道」生活