第五篇『自観随談』 アルプス紀行(自観叢書第五篇 自観随談 昭和24年8月30日) 上高地は千古斧鉞ふえつを入れざる大森林で、山気身に迫り、みた事もない木や草が繁っている状は全く人間界を遠く放れた別世界で、今にも白髪の仙人が忽然と現はれて来そうな気がする。 2024.05.08 2024.05.22 第五篇『自観随談』