岡田茂吉 [お陰話]入信四カ月で天然痘治癒した喜び | 岡田茂吉を学ぶ

[お陰話]入信四カ月で天然痘治癒した喜び

『世界救世教奇蹟集』昭和28(1953)年9月10日発行では、
広島県猿楽町 大光中教会(新姓)Tさん(23)となっている

 入信四カ月目、日浅き私が肺結核、肋膜、腹膜の病苦のドン底より救われ、姉の子供の真症天然痘を短期間の内に癒させて頂きました喜びを、御報告させて頂きます。
 無神論者があれ程に恐れる天然痘が、神様の御救いに僅か一週間の内に跡形無く全快した嬉しさを、心の奥から御礼申しつつ筆を運ばせて頂きます。
 二月の十五日頃でした。久し振りで姉の家へ遊びに行きますと、万里子(一年五カ月)が、三日前より水疱瘡だと言って姉が困っています。見ると顔半分が腫れて軽い発疹が出来ています。熱がありぐずっていますので早速浄霊しました。翌日も会社の帰りがけに寄りますと昨日にも増して発疹は酷く、顔一面さらに頭と拡がっています。体手足にもぶつぶつと発疹が出来、全体が腫れてしまい歩けなくなっています。浄霊しながら「然毒が出て来ているのだから心配せぬ様に」と申しますと、姉は「こんなに酷いから明日は医者を替えて見なければいけない」と言います。仕方なしに「それじゃ注射だけは止める様に」とくれぐれも言って帰り、直ぐ高橋先生にこの事を言いましたところ「余り酷いから今日一度、医者に診て貰った都合にする」と言いましたので、翌日渡辺先生の御浄霊を受け、帰りに寄りますと、家へ入らぬ前からプーンと消毒臭いではありませんか。悪い予感に胸騒ぎがしつつ家へ入りますと、おじいさん一人がうろうろしながら「万里子は外の医者へ連れて行ったら、天然痘の疑いで直に城東病院へ隔離されてしまった。そばにいた姉も兄も一緒に連れられて行って仕舞い、どうしたら良いやら」と半分泣いています。
 そして万里子の入院と同時に近所七町内、約二千人の人が臨時に種痘をし、家はクレゾールの消毒をしたと聞き驚いてしまいました。「それじゃ直ぐに病院へ行き一度でも多く浄霊がしたい」と神様を念じつつ行きました。病院へ行きましたら、ちょうど子供の泣き声がしたので、神様の御導きと入って行きますと、姉も兄も喜んでくれました。万里子を見るとどうでしょう。顔は腫れ上り、発疹の為唇は閉じる事も出来ず、大人の口よりも大きく紫色に変り、目はかすかに見える程しか開いていず、耳は形が変ってしまう程発疹が出来、とてもこの世の人とは思われません。今まで絵で見る恐ろしい化物よりもまだまだ凄く、生まれてこの方こんなに恐ろしい顔は見るが初めてです。紫色になった肌、その上に真珠程の大きさに発疹した膿の玉が、ビッシリと体全体残す所なく出来ています。顔は一番酷く、膿の玉が重なり合ったかの様になり、鼻の穴、眼の廻りは崩れて形が変り、見た瞬間に頭から水でもかぶせられた様な気持です。万里子は種疱瘡の時に、ちょうど百日咳で種痘がしてなく、普通の人よりもうんと酷いとの事です。
 二、三日前とはうって変った万里子の姿にただ神様の御守護を念じ浄霊にかかりました。「精密検査の結果、水疱瘡か天然痘かを決めるので、お医者の注目になっているから県と市との衛生課の人が三十分置に見に来ているし、厚生省からも又駐留軍からも調べに来ている」と姉が言います。神様に御縋りし一心に浄霊している私は、姉の言う事も耳に入らず部屋の中で姉、万里子と浄霊しました。その間一時間程の間、姉に神様の御救を言いつつも心の中では「どうか水疱瘡である様に」と祈りました。お医者が二回見廻りに来ましたが、その間一生懸命御浄霊したのです。二、三日こうして浄霊しました。二十三日の夜、日頃御指導を頂く高橋先生の御宅へ行きました。暫くして先生が「昭ちゃん驚いてはいけないよ、万里ちゃんは本当に天然痘になってしまったが……」とおっしゃられつつ新聞を見せて下さいます。するとどうでしょう。十糎四方程の大きさに「中京に真症天然痘発生」と出ているではありませんか。又その日の三時と七時のラジオのニュースで「真症天然痘が出た」と言ったと聞かされ、天然痘、アアあの子がアバタになるのかと思うと、体中の血が引いて行く様でした。思わず知らず神様に向って善言讃詞を奏げました。「先生一体どうなる事でしょう」と申しますと、先生は『天国の福音』を開かれ、暫く見ておられましたが、「天然痘は一週間で治るとかいてありますから、御浄霊の効果は必ずありますから安心する様に」と言われましたが、しかしあの全身に拡がった酷い発疹、デカデカとかかれた新聞に落着かず、そわそわしていました。「御神書には本当の事しか書かれていないから、少しも案ずる事はない」とくれぐれも仰言って頂き、やっと気が落着きました。そしてひたすら神様の御加護を祈ったのです。それから一週間程過ぎ、全身の発疹はカセて、豆でも落す様にコロコロと除れ、跡も付かず、綺麗になって行きます。
 お医者の方では「どうも変だ、天然痘に罹りながら、こんなに綺麗になるのは日本中で初めてだ。種痘がやってない子供は百人が百人死んでしまうのに助かり、こんなに早く元気になった。こんな例は一つも無い」と、首を傾げて口を揃えた様に言うのだそうです。又普通天然痘に罹ると掻くて掻くて我慢が出来ず大人でも引掻いて発疹をつぶして仕舞い、熱が出てその後に死んで行くのが、万里子は掻きもせず、熱も初めに一度出たきりで助かり腫れ上った体は五日程の内にすっかり腫れが引き、普通の子とちっとも変らなくなりました。不思議な事の連続で、後れ馳せに遠くの県の衛生課から見に来た人は、何が何だか分らず、ポカンとした顔で出て行き、厚生省も愛知県の衛生課も「変だ、変だ」と言うだけでした。又発疹の酷い時に足から取った膿を兎三匹に注射したところ、皆死んでしまいましたそうです。
 今まで痩せて骨皮になっていた万里子も一カ月後には丸々と太り、色は白くなり、目の色は美しく澄んで参りました。靴を履いて飛び廻る姿はどこを探しても、天然痘の跡らしいものは一つもありませんでした。命は助かってもアバタだろうと思っていた親類、近所の人達もただただ神様の偉大なる御力に仰天してしまいました。
 数えられない程戴いた奇蹟、御守護に何と御礼申し上げたら良いものでしょう。この尊い奇蹟を一日も早く、唯物科学者に知って頂きたいと思います。医学上恐ろしいとされている伝染病が、この様に簡単に治り、しかも跡形もないというのは、何と有難い事ではございませんか。私が病のドン底より救って頂き、又こうして姉の子供までも温い神様の御慈愛の御手に癒して頂きました。この有難い御恩の万分の一なりとも御報告さして頂きたいと諸先生の御指導の下に地上天国建設の為、苦しんでいる人を一人でも多く御導き申し上げたいと張切っています。
 明主様、有難うございました。
  (註)当時 名古屋市在住 旧姓 水野昭子
   (昭和二十六年四月十六日)

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