外人観光客

栄光

美術の社会化(栄光168号 昭和27年8月6日) 

何とかしてこの悪風を打破し美術の社会化を図りたいと思っていた。つまり美術の解放であり、一般民衆を楽しませる事である。そうしてこそ芸術の生命を活いかす所以ゆえんでもあると思い心掛けていた処、私が宗教家なるが故に、信徒の献身的努力と相俟って、割合短期間に完成したのであるから、私の長年の希望が達成した訳で喜びに堪えないのである。
御教え集9号

御教え*箱根美術館完成(御教え集9号 昭和27年4月15日②)

とにかく今度の箱根の美術館は、余程センセーションを起すだろうと思ってますね。しかも外人もですね。無論世界的に注目の的になるに違いないですね。そこで、まあ――外客が日本に来た以上は、箱根には必ず寄りますからね。箱根に来た以上は、必ずこっちの美術館を見るというように、外客はほとんど洩もれなく見るだろうと思ってます。