御教え集11号

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御教え*メシヤ教/神様の経綸(御教え集11号 昭和27年6月25日②)

神様の経綸というものはいつも言う通り型かたで行くんです。こういった美術館が出来ると、之が段々広がって世界的に美術が盛んになる訳です。だから、もう現に大分美術思想が、なんだかんだ盛り上がって来ました。で、しかも外国との美術による交通です。日本の美術が――昨日の新聞にも、なんでもフランスに四十点か行く事になってますが、あっちの美術品もこっちに来る。それからアメリカで日本の美術の展覧会がある事になってます
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御教え*箱根美術館開館(御教え集11号昭和27年6月25日①)

の間、博物館長の浅野侯爵が来て見て、よくこんなに良いものを蒐あつめられた、と言って驚いてました。道具屋なんかも、あんまり良いものが多過ぎると言って――勿体無いと言ってましたが、しかしそのくらいでなくては値打ちがない
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御教え *一芸に達する(御教え集11号 昭和27年6月7日④) 

一芸に達した人は他の方もそうなる。譬えてみれば色んな何があるとしますが、一つ飛抜けて上の方に行きますと、他のものもそれについていくんです。結局は同じなんですからね。だから、武道の奥儀おうぎに達すれば、絵の方もそこに行っちゃうんです――少し経てばね。結局それによって魂を向上させれば良い訳ですね
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御教え *神界/献金(御教え集11号 昭和27年6月7日③) 

人間は、奥の奥――深いところ、神秘なところを分かりたいのは誰でもそうですが、それを分かろうと思うだけならいいが、ただ上っ面の所で――自分の小智小才をもって善悪を判断するというのが一番具合が悪いんですよ。それがまた、分かる様ならやはり神様と同じなんだから、分からないのが当り前で、ただ素直に時期を待つという態度でいるのが一番良いんですね。
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御教え *理外の理(御教え集11号 昭和27年6月7日②)

というのは理外の理の、最初の理と後の理が違うんです。今理外の理という最初の理は理じゃないんです。後の理が本当なんです。理というのは道理であり真理です。真理というのは理外の「理」の理ではないんです。ですから理外の「理」というのは真理じゃない。偽理ぎりですね。後の理の方が本当に効果的、実質的ですね。そうしてみると、今までの理屈とか道理とかいうのは、それは嘘だった。贋物だった。ですから、私の言う事は真理なんですが、真理でない偽理の方が一般的になっている為に真理が可笑しく取れる事がありますね
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御教え *私の話に裏表はない/警察/嘘と偽り (御教え集11号 昭和27年6月7日①) 

「嘘も方便」と言いますがね。ですから嘘は――結構じゃないが、それ程の罪にならないです。罪になるのは偽いつわりです。嘘と偽りは違うんですよ。嘘というのは、先が信ずるも信じないも勝手です。鼻の先であしらう――嘘言ってやがらあ、とね。偽りというのは嘘の具体的効果ですね。人に嘘を言うのはそれ程でもない。場合に依っては嘘を言っても良いんです。ですから嘘というのは空虚なものですね。ですから口偏に虚からと書きますね。偽りというのは中に実体が入っているんですね。
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御教え*大乗と小乗/理外の理(御教え集11号 昭和27年6月6日①)

理外の理という後の理は本当のものなんです。先の――理外の「理」ですね。そっちが間違っている。で、世の中の道理というのは、殆ど間違いが多いんです。そこで間違った理屈の他の理屈という事になります。ところが、間違った理屈の他の理屈という事は、間違っていないんです。そうすると理外の理という言葉はないんです。理内りないの理ですね。そこをよく考えなければならない。だから例えてみれば医学ですね。医学というものは科学だという事を言ってますが、私は科学ではないと言うんです。浄霊が本当の科学です。結果からみて浄霊の方が効くからね。それから浄霊の方なら、どんな深くでも説明が出来ますからね
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御教え *医学が病気を作っている根本/美術(御教え集11号 昭和27年6月5日②)

有名な虚堂きどうという人のがある。観音さんの絵を私は持ってますが、これは実に上手いです。これは字より上手いくらいです。あまり習ったとは思えないですね。やはり字が上手い――上手いという事は、それだけ行が積んで魂が偉くなっているから、そういう人のは字を書いても絵を画いても同じにいくんですね
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御教え*序文/美術館の居心地/精神を転換させると頭が良くなる(御教え集11号 昭和27年6月5日①)

覚者になると良い智慧が出るんですね。それから偉い坊さんなんかは大智と言いますが、大きな智慧ですね。そういう様な智慧という事は、頭が良くなければならない。頭を良くするには、今言う精神を転換させるんですね。そうすると頭は非常に良くなる。それを今言った訳です。
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地上天国祭 箱根美術館開館 (御教え集11号 昭和27年6月16日②)

美術館も、これから皆さん見られますが、案内書が間に合わないので、私がざっとした案内書の代わりをしますから良く聞いて貰いたい
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地上天国祭御教え*丸にチョン (御教え集11号 昭和27年6月16日①)

丸(○)が宇宙でして、チョン(ゝ)が肝腎なのであります。それが私の救いの仕事になるわけなんです。それは非常に神秘ですから、精くわしく話すると面白いんですが、まだ時期がそこまで行っていませんから、時期を待っているのです。なかなか、神様の事は深いんです。そこで地上天国を造るという事は、それが丁度石を投げて波紋を起すように、段々広って行って世界が天国になるという事になるんです。ですから、小さくても――単にこれだけのものでいても、これが非常に大きな意味になるんです