*御霊紙 御教え集3号 昭和26年10月8日⑤

【御 教 え】
よくお蔭話なんかで、御霊紙を貼るとか、頂くとかと言う事があるが、これについて、昔は御霊膏(ごれいこう)と言うものを使った。それはただ白い紙に霊を入れたものですが、非常に――御霊膏と、それから「おひねり」と言うのを作った。そうすると、何かの問題があった時、御霊膏と言うと――膏薬みたいなものですが、ちぎって飲んだものです。そんな様な――飲んだり、口に入れたりする様なものは、要するに消毒――殺菌しなければならないと言うのです。それで、問題でも起きたりすると面倒臭いから止(や)めたんです。ところが、それを使うと非常に効き目があるんですね。瘍'(よう)や疔(ちょう)なんか出来ると、御霊膏を貼っただけでも治りますからね。

 信者さんで大分希望がある。今御霊紙と言っているのは、お守さんを包んだ紙ですからね。それでさえ効き目があるから、本当に霊を入れたのは素晴らしい効き目があるんですよ。以前と今日とでは、時勢も違ったし、メシヤ教の信用も丸っきり違っているし、もうそんな事も、何ら問題が起るとか、何らの疑念もないと思いますから、之から拵えます。大いに使って――もう二、三日したらできますから、入用な人は、それを持っていると気強いですよ。大体、腫物とか痛み、それに貼れば良いんです。良い加減な形に切って、縁に御飯粒で良いですが――つけて、それで貼って置くんです。貼り変えると言う必要はない。一度貼ると良い。治ると、自然に剥がれます。剥がれないのは未だ治る必要があるんですね。神様の膏薬だけに旨くできてます。それをちぎって飲んでも良いです。それも非常に効果があります。この間、ちぎって飲んだところが、直きに良くなってびっくりしたという事があったが、そんな事から気がついたんですが、そう言う訳ですから、家に置いておくとか、あるいは旅行なんかする時とか――と言う時には、これがあると、気強いですからね。その宣伝をした訳です。

《お伺い》以前のを持っている者がございますが。

《御垂示》けれども、今の方が良いです。あの時分の霊と今の霊とは、私の霊が違いますからね。効き目が強くなっている。

《お伺い》地方では、御霊紙を苗代の時、ちぎって入れておりますが、そう言う事もお許し頂けますのでございましょうか。

《御垂示》
良いですよ。この間の――御霊紙を膿の出るのに貼って、色々なものを焼いたところが、御霊紙だけは燃えない。二度焼いたが、二度共燃えない。その人は信仰が眠っていたが、焼けないと言うのを見て、確かに神様はあると言って、これからは一生懸命にやると言うお蔭話が来てました。

タイトルとURLをコピーしました