現当利益

現当利益(光9号昭和24年5月14日)

考えてもみるがいい、そもそも宗教の使命は何であるか、言う迄もなく天下万民の苦悩を救い、この土をして安養楽土たらしむるという――それ以外に何があるであらうか。
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御講話 昭和10(1935)年8月21日

観音様の信仰は、徹頭徹尾現当利益を主としている。どんな偉い人でも、死んでからの御利益がありがたい。現世では不幸だと言って、それをありがたがっている人はない。もし、現当利益の欲しくない人に金をやったとすれば、涙流して喜ぶでしょう。
信仰

御講話 昭和10(1935)年8月11日 〈信仰の妙諦はここだけ〉

陽気の不順なのは人間の心が不順で、変動が激しければ人間の心の変動が激しい。それがそっくりそのまま天気に出る。人の悪口を言ったり、悪いことを言ったりすると霊界が曇る。ある程度曇ると掃除されなければならぬ一つの法則ができている。従ってそれは風によって吹き払い、あるいは大雨によって水で流し、火によって浄化したりされる。もしそれが浄化されなかったら、ある程度まで人間は弱る。従って人類は栄えない。衰亡する