それから、これはまた話は違うが、今朝の強羅の温度は二十三度なのです。東京は二十一度なのです。東京より暑いのです。この間も一日ありましたが――で、今年の温度は余程面白いので、ここはたいてい東京と同じです。東京より低い事は今月に入ってからないです。同じか、今言うように高いくらいです。それはどういうわけだというと、それだけ強羅は火素が多いのです。それについて今論文を書いてますが、この間も話したか知れませんが、スウェーデンのハルマンという学者で、世界の温度は五十年間に十度増したという事を言われてますが、これ程考えなくてはならない事はない。五十年間に十度の割合で行くと、五百年で百度です。ところが近年そうなったので、昔にそうなっていたら人類は暑さの為に参ってしまいます。百度増えると言っても、百度になるわけではない。今迄の温度より百度増えるのですから、今迄の夏は華氏で八十度ですが、すると百八十度で、これでは生きていかれない。今迄にそんなに増えたのでなくて、五十年そこそこから、五十年以後増えた事になるのです。それが日本が先なのです。やっぱり日本は火の国です。日の出る国ですから先に火素が増えるわけです。だいたい日本に火素が増えるという事は、要するに昼間の世界になる事です。それは明治から、もうそういう具合に始まっているのです。しかしこれはもっと前からなのです。霊界というものは三段になってますが、天国でも、第一天国、第二天国、第三天国となっている。それで第一天国が黎明になって、それから第二天国、それから第三天国、それから八衢になるのです。最高――最奥の第一天国が黎明になったのが六百数十年前です。日蓮上人の時です。日蓮上人が現われた時が黎明の最初なのです。それまでの仏教はみんな月の教えだった。南無阿弥陀仏というのは六字の称名と言いますが、それは南無阿弥陀仏は月の教えだからです。これは余程面白いのです。六字の称名と言って、月は「六」で日は「五」ですから、南無阿弥陀仏が六字の称名、それから妙法蓮華経は五字ですから、五字の称名という事が言われている。月の世界に日が出たというのが五ですから、日蓮上人は妙法蓮華経を唱え始めた。そうして日蓮とは、日の蓮です。それで最初安房の清澄山で妙法蓮華経を唱えた。それから日蓮宗を弘通した。それですからして、あの時に最奥天国の中心が黎明だったのです。それからいよいよ第二天国が済んで第三天国から、今度は八衢になる時が明治なのです。明治という文字が、「明」は日月で、日月で治める。今迄は月で治めたが、今度は日が入って日月で治めるという事も非常に神秘なのです。それから大正になった。大正という事が、「大」が正しくなるというのです。あれは大本教のお筆先に「今迄は大の字逆さになりたるぞ、今度は大の字本様にするぞよ」という事があるが、これが非常に面白いのです。神秘なのです。で、「大」というのは一人と書くのです。一人が逆さになっていたという、それをまっすぐに直す。それから昭和というのがまた非常に面白いのです。昭和という意味について今に書きますが、まだちょっと時期が早いようですから――。神様はやっぱりそういう風に色んな事で知らされているのです。とにかく昼間になるという事は着々と進んでいるのです。それで、私の「自観叢書」にある通り、昭和六年六月十五日に安房の日本寺に行ったという事を書いてありますが、あの時にははっきり分かったのです。その時は実に色んな事があって面白かったのです。日本寺というのは乾坤山日本寺というのですが、乾坤山という名前が面白いのです。これは安房の鋸山ですが、鋸山というのがまた面白い意味があるのですが、いずれはこういう事も精しく話します。東京湾から富士山にかけての、こういう事も先に話した事があるが、色々な神秘な意味があるのです。乾坤というのは天地という事です。天地乾坤といって非常に大きな意味になる。それからお寺の名前で「日本」というのはありません。非常に大きな名前です。あそこから黎明になった。日本の夜明けが始まった。それが昭和六年六月十五日です。それから九ヵ月――三月三日経ってから満洲事変が起ったのです。満洲事変が段々拡がってきたのが大東亜戦争になって、そうして日本が革命になった。日本の大革命です。引っ繰り返ってしまった。これはその時分から、ちゃんと順序正しく神様が経綸されていた。こういう事を説明すると、実にピッタリしているのです。正しく来ているのです。日本が一番変わったという事は、天皇陛下の地位が変わったというこれが一番変わっている。他の事は講和になって、だんだん復古調で以前と同じなのですが、ただ一つ以前と同じにならないのは、天皇陛下です。これも今の話の事を考えてみると、ちゃんと分かるのです。これは私は前から調べあげていて、昭和七、八年頃に天皇陛下の地位に変化があるという事を知らされていたが、話す事が出来ないから困りました。これについてもいずれ話しますが、実に神秘なのです。つまりこれから火素が増え、霊界の浄化が強くなるに従って、色んな事が起こるのです。それについて「第三次戦争はある」という事は今度の「地上天国」に出しますが、あれらも、浄化が強くなると当然そういう風になるという事です。
御教え *日蓮上人が現われた時が黎明の最初(御教え集14号 昭和27年9月15日②)

