御教え*作者/霊界の働き(御垂示録7号 昭和27年2月④)

《お伺い》光琳、宗達とか言う人の絵を御覧になられますと、お楽しみになられますが、今度美術館にああ言う立派な絵が掛かりますと、みんな観に参り、喜びますが、霊界で光琳その者は非常に上って行くもので御座いましょうか。

《御垂示》上っていきますよ。それに、そう言う――光琳やなんかが、こっちに持って来るんですよ。そう言う物を御用に立てたいと言うんでね。だから、実に不思議なものですよ。

《お伺い》世に出して戴きますので、大変に有難い事で。

《御垂示》位が上りますからね――こっちの美術館に出ればね。だから、手に入らない物がチョイチョイ入りますからね。だから、割合安く入りますね。去年買った様な物で、随分ありますよ。今売っていただけば結構ですと、よく来る。

《お伺い》目的が、世界人類をお救いになられますので御座いますが、金儲けにおやりになりますので御座いましたら、大変なもので。

《御垂示》そうですよ。

《お伺い》やはり、何でも世界一で御座います。

《御垂示》一つ一つ世界一になるんです。今日は、美術館の座談会みたいなものだったね。

《お伺い》只今仰せられました古い芸術家の霊が、明主様のお手元迄持って来る。そうした霊が霊界で――生まれ変った者がありますが、その癖と言うのは、霊界に残っていて、ほんの一部カスみたいなものが、この世に出て来ると言う事を、浅野和三郎さんか誰かの本に出ておりましたが。

《御垂示》一寸違うな。一旦生まれた人間は――霊界で籍みたいなものがある――生まれ変って来ても、それと連絡がある。それと神様が連絡している。そう言う意味はあるが、この世に出て来たら、そう言う事は全然忘れちゃって――忘れちゃってじゃない。全然知らないんです。霊界に居る癖が働くと言う事はないんです。今の処は持って来るには、生まれ変った兄弟とか親戚が来るんです。それが、御用させて戴きたい。それから持主ですね。殿様とかが、あれをこれをと言うので――そう言う意味です。それで祖先がやっぱり――偉い人なり、持っている人なりの子孫がありますから、守護神が子孫にさせると言う事もあります。

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