岡田茂吉教祖

第十二篇「自観説話集」

私というもの (自観叢書第十二篇 自観説話集 昭和25年1月30日)

 私は若い頃から人を喜ばせる事が好きで、殆んど道楽のようになっている。私は常に如何にしたらみんなが幸福になるかということを念(おも)っている。私は、「人を幸福にしなければ、自分は幸福になり得ない。」と常に言う
第十二篇「自観説話集」

私の観た私 (自観叢書第十二篇 自観説話集 昭和25年1月30日)

私というものを職業別にすれば宗教家、政治、経済、教育の研究家、文筆家、文明批評家、特殊医学者、歌人、画家、書家、建築設計家、造園業者、農業者、美術音楽批評家等々実に多彩である。
みあとしのびて

[みあと] 大正末期、岡田茂吉教祖がアルプス登山の中で訪れた上高地

上高地は千古斧鉞せんこふえつを入れざる大森林で、山気 さんき身に迫り、見たこともない木や草が繁っている状さまは全く人間界を遠く放れた別世界で、今にも白髪の仙人が忽然こつぜんと現われて来そうな気がする。