『自観叢書』第3篇 「霊界叢談」 を掲載しています。 ▶️

(岡田先生療病術講義録「上体の中部 眼病」より)

此前は上体の上部の話でしたが、今日は上体の中部であります。

 一番の眼目は眼で、眼にも種々な病気がある。又此眼病は割合多くて治り難いのでありますが、眼そのものの病気としては治り難い事はない。然し誤れる療法の為に助かる眼も駄目になって了う場合がよくあるのであります。

 眼病で一番軽いのは、トラホームであります。之は瞼の裏へブツブツが出来る。之は重に上瞼に多く、下瞼は少ないのであります。

 それによく似たので、濾胞(ロホウ)性結膜炎というのがある。之はトラホームと反対で下瞼に多く粒も細かい。小学校などでよく言われる病気でトラホームより治りいいのです。

 トラホームのブツブツはよく手術しますが、之はニキビを一つ一つ潰すようなものであります。此手術をした後、一、二年位はいいが、また出来る。手術しては出来、また手術しては出来しつつ段々悪化してゆくのが多いのであります。

 本療法で施術すると、非常によく治る。どんなトラホームでも治ります。普通は一週間か、二週間で治ります。

 上瞼を一寸上に上げただけで真赤になっているから判ります。

 悪化してくると眼がゴロゴロします。もっと酷くなると、強い痛みで夜も眠られない程になります。

そうして眼の水晶体を擦るので、磨硝子の如くになり、段々見えなくなるのです。

 原因は、涙に毒素があって粘膜を刺戟し、一種の発疹をするのであります。

 涙にも涎(ヨダレ)にも鼻汁にも、有毒と無毒とがあります。肥厚性鼻炎や、口唇がび爛(ラン)するのは、

皆有毒の為であります。

 歯が悪くなるのは唾(ツバ)に毒素があるからです。

 唾液や鼻汁、涙の毒素は未だに判っていない様であります。

 涙に毒素がある為に瞼の裏が荒れる。

 其の毒素の弱いのが濾胞性結膜炎の原因で、酷いのがトラホームと思えばいいのであります。

 何故涙に毒素があるかというと、元来涙は眼を保護するもの或は眼を清潔に洗う為のもので、水分即ち一種の漿液であって、眼へ出る前一旦涙嚢に溜るので、其場合其人に毒素が多い為に、漿液として通過する際、それが混入するのですから、本療法で、眼と其辺一帯と、後頭部及び後頸部を浄化すれば、涙が無毒になるから治るのであります。

 次にいろいろな眼病があります。

 角膜炎とか結膜炎、□爛性結膜炎、白内障、底翳等でありますが、吾々の方では眼病の種類は問題ではない。

 何となれば治療法が同一だからであります。

 底翳なども皆、膿や毒血の集溜固結によるものであります。黒底翳は一番重いとされております。之は眼底へ黒い毒血が凝結するので黒く見え、青底翳は青く見えるので、之は膿の青いのが溜るのであり、白底翳は、膿の白いのが溜るから白く見えるのであります。

 白底翳が一番治りがいいというのは、白い膿が一番弱性だからで、青いのは、それより悪性なもので、毒血は又以上の悪性であります。

 癌なども膿と毒血のと両方あるが、毒血の方が頑固であります。白内障は、眼球へ膿が集溜するんで、之は必ず治るのであります。白内障や白、青底翳は治るが、黒底翳は難しいのであります。(辞書:青底翳あおそこひ/緑内障の俗称)

 眼の玉が白くなっているのが、白内障で、眼球そのものが、まるで田螺(タニシ)を茹でたようになります。

 早期に膿が固まらない内ですと、容易に治りますが、時日を経過して固まったもの程、日数がかかるのであります。

 目星も非常に治りいいもので、大抵の目星は一週間で治ります。之は普通は一つですが数個のもあります。

 眼を審査するには、最初前額から顳□(コメカミ)の辺へ掌を触れ、熱ければ毒素があるので、其他眉の辺、上瞼等を押し痛む人は眼球に毒素が溜っている証拠ですから、治療は眼を中心に頭部、顔面、後頭部等を浄血にすれば良いのであります。

 頬の方の耳の際を押して痛む人は、顔面神経に故障があります。元来、人間は上部即ち頭部、頸部、肩部附近に滞留する毒素は、重に後部でありますが、絶えず鼻、耳、口などから排泄されようとしている。それは後方には穴がないから、孔のある前へ流動するのであります。それの現れとして、眼を使う時は眼へ毒素が集溜され眼病になるのでありますが、実は其際の眼は、毒素排泄の役目を遂行せんと一時自分の家へ集溜さした様なものでありますから、時日の経過によって、目脂等で排泄され浄化されるのであります。

 然し其事が判らないと、患者に対し極力眼を使わせない様にしますが、本当に治す意味から言うと眼は使ってもよい、何故なれば、そうすれば排泄すべき毒素をより速く眼に集溜させるからであります。

 出来る丈、毒素を寄せて排泄さした方がよいのであります。

 眼鏡は出来る丈かけさせない方が好いので、之は胃病の場合の胃の薬と同じ事で、眼鏡の力を借りるから眼の力は退化するのであります。

 (中略)

 眼を洗うという事がありますが、之も感心出来ない。それは涙程結構なものはない。硼酸などで洗うと一時良いようですけれども、眼に薬を入れるから薬が泌みる。其薬が時日の経過によって薬毒となるからで、長く眼を患い、いつも眼がクシャクシャしている人は薬の中毒が多いのであります。

 (中略)

 眼は後の方をよく治療するのです。眼の悪い人に限り、眼の裏の方が非常に凝っているもので、此辺をよく浄化するのであります。

 次に婦人に於ては、産後七十五日は決して眼を使ってはなりません。

 産後悪くしたのは一生涯治らない。ですから産後丈は充分眼を大事にしなくてはならないのであります。又薬の中毒で悪くなる事もあります。以前六百六号の注射をした為に全然失明した人もありました

が、之は薬が原因ですから仲々治らない。少しは良くなるがとても治らないから之は二、三年経ってから来なさいと言ってやりました。二、三年経つと薬剤は膿になっているから溶かし易いのであります。

 (中略)

 鍛冶屋などで、よく火花が飛んで眼が悪くなりますが、之も時が経てば必ず自然に治癒されるものですから、放っておいてよいのであります。

 又眼を開けているのが苦痛なので、自然眼を塞ぐ人があります。之は額の辺に水膿が溜結しているから、之が重くなるのであります。

 (中略)

 又、面白い事には毒素が眼へ集溜した場合、白眼の方が紅くなり、黒眼の方は白くなるのであります。

 特に、眼病の治療日数は、最初に於て言明する事は不可能でありますから、先ず一週間位治療し、其効果によって判断すべきであります。

                      (岡田先生療病術講義録「上体の中部 眼病」より)

又、若くして遠視になる人もあります。之は如何いう訳かというと、老人の死霊が憑った場合であります。

 鳥目というのがありますが、之も矢張り鳥の霊が憑るので夜は見えない。それに引換え獣は昼間より夜の方が割合見える。猫など其代表者でありましょう。

 本来、日本人は鳥的人種で、西洋人は獣的人種であります。大体近眼乱視などは栄養不良が原因でありますが、他の眼病は全然違うのであります。他の眼病というのは、水膿や毒血が眼球へ集溜する。之が原因であります。

 (中略)

 色盲は、人間以外の霊が憑く為であります。畜生や鳥の霊などは想像も付かぬ程に物体が変って見えるのであります。

 馬などは人間が非常に大きく見えると言います。ですから馬が暴れた時、人間が両手を拡げると必ず停るというのであります。ですから畜生は人間の様な凡ゆる色彩を見ることが出来ない。それは人間の様に凡ゆる声音、言葉が現はせないのと同じ訳で、動物の声音は一種か二、三種より判らないのであります。       (岡田先生療病術講義録「上体の中部 眼病」より)

近来非常に多いのは、何と言っても近眼であります。有り難くない事には、日本は今、世界一の近眼国だという話です。そうして近眼は多く乱視を伴うものであります。

 それでは如何なる原因かと申しますと、初め頸髄から延髄附近の両側に水膿が溜結する。其為に血管が圧迫され、眼の栄養、つまり血液の送流が妨げられる結果、眼の栄養不足を来たすのだ。それが為視力が弱り、遠方が見えない。丁度衰弱した人に遠路を歩かせる様なものであります。それが近眼の原因であって、又乱視は同じ原因で、光線と物体映写の刺戟に眼の方が負けるのであります。

 よく乱視の人は、日向を見るとまぶしがるのは、光線の刺戟に堪える力が乏しいからであります。

 藪睨みなどはやはり此類であります。

 遠視は近視とは違う。

 近視の方は眼は確かではあるが、栄養が不良の為ですが、遠視は老齢等の為眼自体の衰弱であります。

 近眼は近来非常に多く、特に小学生に沢山あります。

 それは何故かというと、体内にある毒素即ち重に天然痘の残存毒素が小学校へ入って頭を使い初めると、其為に頭脳に向かって延髄附近に集溜し固まる結果、前述の如く眼の栄養不良を来し近眼になるのであります。

 又、若くして遠視になる人もあります。之は如何いう訳かというと、老人の死霊が憑った場合であります。

 眼鏡は出来る丈かけさせない方が好いので、之は胃病の場合の胃の薬と同じ事で、眼鏡の力を借りるから眼の力は退化するのであります。

 次に、眼の養生法をお話致しましょう。

 それは寝ていて本を読むのは極めて悪い。

 以前、眼の悪い患者を治療していた時、なかなか治らぬので、ふと気が附いて、寝ていて本を読むのではないかと訊くと、そうだと言うので、そこでよく説いて、それをやめさせてから良くなった事があります。

 元来、人間は横になれば、眠る事に決っている。横になって本を読むのは起きて机にでも向うのが本当であります。ですから眼の悪い人には、それを訊いてみる必要があります。

 又、電車の中で読むのは、見ている物が動くので極くわるい。夜電車内で、電灯の薄暗い光で読むのは殊に悪い。私は先に大森から東京へ通っていた事がありますが、退屈するので新聞など読んだが、ドシドシ視力が衰えるのでそれに気が付き止めた事があります。

 眼を洗うという事がありますが、之も感心出来ない。それは涙程結構なものはない。硼酸などで洗うと一時良いようですけれども、眼に薬を入れるから薬が泌みる。其薬が時日の経過によって薬毒となるからで、長く眼を患い、いつも眼がクシャクシャしている人は薬の中毒が多いのであります。

 (中略)

 眼は後の方をよく治療するのです。眼の悪い人に限り、眼の裏の方が非常に凝っているもので、此辺をよく浄化するのであります。

 次に婦人に於ては、産後七十五日は決して眼を使ってはなりません。

 産後悪くしたのは一生涯治らない。ですから産後丈は充分眼を大事にしなくてはならないのであります。又薬の中毒で悪くなる事もあります。以前六百六号の注射をした為に全然失明した人もありましたが、之は薬が原因ですから仲々治らない。少しは良くなるがとても治らないから之は二、三年経ってから来なさいと言ってやりました。二、三年経つと薬剤は膿になっているから溶かし易いのであります。(辞書:六百六号/サルバルサン(梅毒/黴毒)の俗名)

                

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